2011年07月25日

眼の開かない弱った子猫

先日、ある小学生の女の子が、「ねこ、ねこ!私が家に連れて帰る!」と連呼しているので、そちらの方を見ると、
眼がちゃんと開いておらず、あきらかに弱っている子供のねこが歩いていました。
女の子なりに、そのねこの弱った様子を見て、とても放っておけない気持ちになったのでしょう。
人間なら当然そうあるべき、優しい気持ちからの言葉です。

でも、家の人に認められていることなのかはわからないし、ねこと一緒に暮らせる環境なのかもはっきりしません。
私もその女の子を放っておけない気持ちになって、まず、ねこを獣医さんに見せて、とりあえずの処置をしていただき、
それから、女の子のお母さんを見つけてお話しました。
やっぱり、残念ながら、「飼う」という覚悟はまだできていらっしゃらないうえに、そもそも、
ペット不可の賃貸にお住まいでした。
無理してしまっても、途中で捨てることになっては、なんの解決にもなりません。
結局、このねこは、医者に行ったことによって、眼も少しよくなりましたが、飼い猫になることはできませんでした。
なんだか、心が痛む話です。

女の子が弱ったねこをなんとかしてやりたい、と思ったその気持ちを、これから成長しても忘れないでいて欲しい、
いつかその気持ちが報われる世の中だったらいい、と思ってやみません。
里親を探さなくてはならないねこは、他にもたくさんいて、
すべてに飼い主を見つけるのは、本当に難しいというのが厳しい現実です。
そもそも、このような恵まれないねこが、いなくなるようにしなければならない。

他にも家のベランダで、産み落とされている子猫が発見された、という話もありました。
動物虐待なのではないかと、時には、不妊・去勢手術に反対する方もいらっしゃいますが、
放置していては、問題は拡大していくばかりなのです。
微力ながらも、今日も前に進んでいこうと思います。
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 16:16| 日記

2011年07月17日

中野区内某所 ボランティアさん急募!

急に梅雨明けとなり、本当に暑い日が続いています。
我が家の緑のカーテンは、かなり育ってきているとはいえ、まだ日よけには小さいサイズ。
水遣りをしっかりして、暑さに負けずに早く大きくなるよう祈ります!
今朝は、その他にも、駅前の花壇や、連休のため水遣りの人がいない堀江高齢者福祉センターなど、各所に水遣り行脚にいってきました。
それにしても暑い!!

さて、今日は、中野区内某所の飼主のいない猫たちの話。
ここは、中野区在勤のボランティアAさん(つまり、中野区に居住しているわけではない方)の尽力をきっかけに、2009年から、ある程度まとまった数の猫たちの不妊・去勢手術が、
進み、最近、ようやく猫の頭数が少し落ち着いてきたところ、という状況です。

手術後も、このAさんが、猫たちの世話を看てきてくださっていたのですが、
今度、お勤め先が変わることが決まって、そうなれば、中野区には来ることもなくなり、
これから先は、世話役がいなくなってしまうこととなりました。
今後の猫たちを憂えたAさんと、この活動を引き継いでくださる人を探すこととなりました。
ちらしを配布して後継者探しをすることに。
しかし、簡単には見つかりません。

結局、ようやく近隣の方で、長年にわたって猫に気をかけてきていた方や、賛同してくれる青年と出会うことができました。
不妊・去勢手術の際にも、その活動に理解を得ようとちらしを配布したり広報に努めていたにもかかわらず、その方たちに、Aさんの活動は知られていなかったことも分かりました。
広報がまだ、足りなかったということになります。
やはり地域猫活動のためには、まず近隣に住んでいる方々の理解や協力が必須であることが大切であることを痛感。
そして、そのためには、何はともあれ、活動内容を知っていただことが大事なんですよね。
今回は、そんな、この活動の基本の「基」を確認する良い機会となりました。
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 14:04| 日記

2011年07月02日

猫の去勢・不妊手術 3つのケース

とうとう7月が始まりました!
電力不足に怯える私たちに、暑さが襲ってくるようになりました。
動物たちの熱中症にも注意が必要です。

先月は、地域単位の猫捕獲大作戦だけでなく、ピンポイントで個別に捕獲するケースも
3件ほどありました。

1件は、静かな住宅の間の小道。いかにも捨てられた風の長毛種の洋猫。
すでに子猫を産んでしまった様子。とにかく、これ以上増えないように手術をすることになりました。
子猫が小さすぎると、子育てに支障があるので、その時期の見極めが難しいところです。
捕獲と手術は成功。子育てもなんとかうまくいっているようです。

もう1件は、あるお店の店先。
近隣で、猫の迷惑被害を受けている人からの苦情もある、複数匹の猫たち。
大人の猫は捕獲と手術。子供の猫は、捕獲と里親による保護。
これで、みんなが落ちつくこととなるでしょう。

そして、最後の1件は、交通の激しい場所の植え込み付近にいる三毛猫さん。
近くを走るタクシーの運転手さんの何人かがエサをあたえているらしい情報もありました。
きっと、不憫でエサを与えるのでしょうけれど、不妊手術までは手が及んでないと思われました。
こんな場所で、猫をふやすわけにはいかない!
ここも、複数いそうですが、とにかくは、1匹1匹を。
まだ若い三毛猫さんの手術は成功しました。
ただ、その後、すぐに、猛暑日がやってきて、手術後の体調が気にかかる状況です。
それに、もう少し、住みやすい場所に移動してくれたらよいのに。
最初の2件と違って、なんだか、心痛むケースでした。
今後も、見守っていきたいと思います。
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 11:35| 日記