2011年11月25日

地域ねこセミナー無事終了

先週日曜日、無事地域ねこセミナーが終了しました。
新井区民活動センターでの開催が2度目ということもあってか、ご来場者数は残念ながら最近の数回に比べるとやや少なめでした。
でも、今回も講師を務めていただいた工藤さんの声かけで、「地域猫セミナーに初めて参加する方は?」と挙手していただくと、10名以上の方がいらっしゃいました。まずは、最初の一歩を踏み出していただくことが大切で、これは、大変な収穫です。お天気の良い日曜日に、貴重な時間を使ってご参加いただき、皆様、本当にありがとうございました。

最初のお話はNPOねこだすけ代表理事の工藤久美子さん。工藤さんは、この分野のパイオニアであり、その精力的かつ忍耐強いご活動は、飼い主のいない猫の活動をするすべての者にとって救いとなる方といっても過言でないでしょう。しかも、そのきっぱりしたご発言が、迷えるボランティアや、問題が解決できず袋小路に入った住民など、聴くものを励ましてくれます!
今回の工藤さんのお話のポイントは、「三者協働」でした。
三者とは、地域住民、猫ボランティア、行政のこと。曰く「一者だけで失敗するのはもちろん、二者だけでがんばっても、100%失敗します。」
「100%」失敗するんですよ。
ひとりだけ、一者の立場だけで、無理をしてがんばるのではなく、みんなが協力して働くことによって、成り立つ活動なのです。

続いてお話くださったのは、すみだ地域ねこの会の庄司直子さん。
いつものように、豊富な経験からきた説得力のある語り口で、わかりやすい説明をいただきました。そもそも「飼い主のいない猫」が増えてしまった理由から始まり、「飼い主のいない猫」を前にして、どう対処すべきかの「イロハ」です。
この活動の中で、いかに、人間同士の信頼関係、広報などが大切かということも教えていただきました。えさを与えるなどの世話をしているときには、その周囲を掃除することが必須にして重要であること。不妊・去勢手術のために捕獲をする現場では、たて看板などをして、周囲にお知らせすることはもちろん、終了後、周囲にちらしなどを配布して報告すること。それら様々な工夫が、この大切な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法だということでした。

ここでは、すべてはご報告できません。まだご参加していらっしゃらない方、是非次回いらしてください!地域ねこについての情報満載にして、次回もお待ちしております。

posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 14:30| 日記

2011年11月09日

来る11月20日地域ねこセミナー開催!

思えば、前回のセミナーは、3月6日の震災直前。
その前後で、あまりにも状況や気持ちが変わってしまっていることもあり、
本当に、ずいぶんと時間が経過したように思います。
が、ようやく、今月20日に地域ねこセミナー開催の段取りとなりました。

本日、ちらしもアップしてます。(トップページから入れますよぉ)
またもや、素敵なデザインをしていただきました!
身近な方々への郵送準備も完了で、あした、朝一番で発送予定。
いつものように、中野区内の掲示板にも貼り始めました。

飼い主のいない猫のための様々な問題とその解決を考える機会です。
初めて「地域ねこ」という言葉に接したひとにも、長い間この問題に関わってきているひとたのためにも、良き機会となるよう。。
多くの方のご参加をお願いいたします。
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 20:36| 日記

2011年11月04日

寒くなる季節に感じるコト

もう早くも、11月となりました。今年は、寒さが一気にぐんぐんとやってこないようですね。
いつもは、季節どおり気温が変化しないと、温暖化なんじゃないかとか心配ばかりしますが、
帰る家のないねこのことを思うときは、ほっとします。今日は寒くなりすぎなくて良かった、と・・。
5年くらい前に、真ん丸い目をした子猫のころにみつけて捕獲して手術をして、ずっと気にかけていたあるねこが、急に皮膚病か何かで、毛がかなり抜けて本当にみすぼらしくなっていました。
気にかけてた、とはいえ、人慣れしているわけではなく、ちょっと病院に連れて行ってあげたいと思っても、
捕まえられるようなねこではなく、どうしたものかと考えあぐねていました。
あんなに毛が少なくなってしまうと、今年の冬を越すのは大変に違いない。

発砲スチロールにバスタオルを敷いた簡易ねこハウスを自宅玄関前に設置したところ、そのねこが昼寝にくるようになりました。これで、少し暖かさを提供してあげられるかもしれない、と安心した矢先、今度は、ふっと姿を見せなくなりました。気まぐれなのら猫さんのことだから、どこかで元気にしてくれていればいいのですが、なんとも不安な毎日です。やっぱりそんなに遠くに行くはずはないから・・。無事でいればよいと、心から願っています。

ひなたぼっこをしているのら猫たちは、一見幸せそうにも見えるけれども、本当に大変な毎日をサバイバルしています。彼らは、とにかく、生きるために、生きることが目的で、生きているものではないでしょうか。必死に。突き詰めれば、人間も同じこと。人間と動物を一緒に考えるな、とお叱りもあるかもしれませんが、なんだか彼らに教えられるようにも思います。

震災後、また、日本に冬が巡ってきます。なんとか、冬を無事に越せますように。

posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 17:16| 日記