もう早くも、11月となりました。今年は、寒さが一気にぐんぐんとやってこないようですね。
いつもは、季節どおり気温が変化しないと、温暖化なんじゃないかとか心配ばかりしますが、
帰る家のないねこのことを思うときは、ほっとします。今日は寒くなりすぎなくて良かった、と・・。
5年くらい前に、真ん丸い目をした子猫のころにみつけて捕獲して手術をして、ずっと気にかけていたあるねこが、急に皮膚病か何かで、毛がかなり抜けて本当にみすぼらしくなっていました。
気にかけてた、とはいえ、人慣れしているわけではなく、ちょっと病院に連れて行ってあげたいと思っても、
捕まえられるようなねこではなく、どうしたものかと考えあぐねていました。
あんなに毛が少なくなってしまうと、今年の冬を越すのは大変に違いない。
発砲スチロールにバスタオルを敷いた簡易ねこハウスを自宅玄関前に設置したところ、そのねこが昼寝にくるようになりました。これで、少し暖かさを提供してあげられるかもしれない、と安心した矢先、今度は、ふっと姿を見せなくなりました。気まぐれなのら猫さんのことだから、どこかで元気にしてくれていればいいのですが、なんとも不安な毎日です。やっぱりそんなに遠くに行くはずはないから・・。無事でいればよいと、心から願っています。
ひなたぼっこをしているのら猫たちは、一見幸せそうにも見えるけれども、本当に大変な毎日をサバイバルしています。彼らは、とにかく、生きるために、生きることが目的で、生きているものではないでしょうか。必死に。突き詰めれば、人間も同じこと。人間と動物を一緒に考えるな、とお叱りもあるかもしれませんが、なんだか彼らに教えられるようにも思います。
震災後、また、日本に冬が巡ってきます。なんとか、冬を無事に越せますように。
2011年11月04日
寒くなる季節に感じるコト
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 17:16| 日記