2013年01月14日

TNR継続中!

今日は、たいへんな雪となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

猫と花地域環境ネットワークでは、昨年末から年明けの間もこの寒さに負けず、飼い主のいない猫のTNR活動を各地で継続しています。TNRとは、T=トラップ(捕獲)、N=ニューター(手術)、R=リターン(戻す)という活動。地域ねこ活動の中でも、「鍵」となるものです。(「地域ねこ活動」については、このNPO猫と花地域環境ネットワークのWebサイトの中で概説していますので、是非ご覧ください!)

猫にとっては、妊娠出産という大変な事業を回避できるというものの、たいへん負担になるのも確かです。私たちもそのあたりを心して、この活動にあたっています。寒さのこと、ノラ猫が狭いケージで耐えられるかどうか、など心配はつきません。また、捕獲するほうも大変な辛抱が必要となる作業です。なにしろ、ノラ猫が苦労なくケージに入ってくれるわけはないですから!こちらも時間をかけて、寒さと戦います。この結果、確実に猫の増加は抑えられます。

一方、これほど苦労しながらTNRをしても、人によっては「こんなことをしても、猫が消えていなくなるわけでもない」と、発言なさる方がいらっしゃいます。確かに、一匹残らず捕獲することは現実的に難しいことも事実です。しかし、この活動の目的は、猫の絶滅ではないのです。それに、これは、単なる駆除とは全く意図は異なります。ネズミ算ならぬネコ算といわれるように、想像以上に増える猫たちを、このTNRによって管理できる範囲の数に抑えて、平和に共生することを目指しているのです。飼い主のいない猫と地域の人々が、もっともっと、うまく「共生」できる社会が、一日も早く実現できますように。

2013年も、引き続き、一歩一歩進んでいこうと思います。よろしくお願いいたします。
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 18:14| 日記