いやはや、毎日本当に暑すぎる毎日です。いかがお過ごしでしょうか。
「継続は力なり」を提唱し、少しずつ、地域ねこ活動を続けておりますが、このブログは、なんとも長い間、お休みばかりとなってしまっておりました。
でも、個別の問題にぶつかるごとに、やはりより多くの方たちに、飼い主のいない猫のことやこの活動の意味を知っていただくことが大切ということを実感。このブログとて、とても小さな窓口にすぎませんが、もう少し精進して皆様にお伝えしていこうと思います。
今まで、開催を重ねてきた猫セミナーでの講師の先生たちのお話は、NPO猫花ネットの財産!
いただいたお話を、メモや資料や記憶を掘り起こして、少しずつご披露したいと思います。
さて、今日は、そもそも、なぜ街に飼い主のいない猫がいるのか、について。
いわゆる野良猫さんたちについて「野生の猫は自分でいきるから放っておけばよい」という発言を耳にします。「野生の猫」って、どういうことなのでしょうか?
ウィキペディアで見てみると猫の定義は、以下のとおり。
「ネコ(猫)とは、狭義にはネコ目(食肉目)- ネコ亜目- ネコ科- ネコ亜科- ネコ属に分類される小型哺乳類であるイエネコ(学名:Felis silvestris catus)の通称である。人間によくなつくためイヌと並ぶ代表的なペットとして世界中で広く飼われている。
より広義には、ヤマネコやネコ科動物全般を指すこともある(後述)。

ネコの起源は、ネズミを捕獲させる目的で飼われ始めた(狭義の)ヤマネコ(Felis silvestris)の家畜化であり、分類学上はヤマネコの1亜種とされる[1]。人によくなつくため、多くが愛玩用のペットとして飼育されており、本項ではこれについて解説する。」
現状日本で、私たちが呼んでいるのは、「イエネコ」であって、種として家畜化されたものを「ネコ」といっているのですね。つまり、野良猫さんは、あくまで「イエネコ」なのであって、「運悪く、後天的に」飼い主がいないということで、野生ではないのです。
「イヌ」も野良犬のほかに「野犬」とがいう呼び名があるけれど、野生のイヌではないのと同じ。
「イエネコ」は、日本では、文献上、飛鳥時代に仏教の伝来とともに大陸から渡来したとされ、江戸時代には養蚕業のおりに、そして明治時代には、ペストの対策として、ネズミを捕るネコが飼育された、とのこと。つまり、人間がネコの習性を利用し、ねずみ被害防止のために飼育し、そのため家の内外で自由な生活をさせていたということなのです。
それにしても、なぜ、こんなに「飼い主のいない猫」が街中にいるのか、次の回では、もう一度、そこのところをお話します!
posted by 猫と花地域環境ネットワーク at 12:49|
日記